タブレット学習と紙はどっちがいい?小学生の家庭別の選び方
この記事でわかること
「タブレットのほうが楽しそうだけど、やっぱり紙で書いたほうが身につくのかな」
通信教育を選ぶとき、ここで迷う方はとても多いです。タブレット派・紙派、どちらの意見もそれなりに説得力があって、結局どっちがいいのか分からなくなりますよね。
私はタブレット教材3社・紙の教材2社の資料を取り寄せ、タブレットを使う家庭・紙を使う家庭の両方に話を聞きました。そこで分かったのは、どちらが優れているかではなく、「家庭の状況」で向き不向きがはっきり分かれるということです。
この記事では、タブレットと紙の5つの違いと、わが家に合う選び方をまとめます。
結論:親が毎日見られないならタブレット、横にいられるなら紙
タブレットと紙の5つの違い
| 比べるポイント | タブレット | 紙 |
|---|---|---|
| 書く力 | 専用ペンで書けるが、マス目に収める練習は弱め | 鉛筆で書くので、字の形・筆圧が身につく |
| 理解のしやすさ | 動く図・音声・アニメで分かりやすい | 自分で図をかいて考える力がつく |
| 続けやすさ | 今日やることが自動で出る。ごほうびのしくみ | 子どもの自主性と親の声かけ次第 |
| 親の手間 | 自動採点。スマホで結果を確認 | 丸つけ・解説・進み具合の確認が必要 |
| 費用・片付け | 端末代がかかる。教材がたまらない | 端末代なし。冊子や付録がたまる |
1. 書く力:紙が有利、ただしタブレットも進化している
ひらがな・漢字・数字を覚える低学年のうちは、紙に鉛筆で書く経験が大切です。紙は、マス目に収める、筆圧をかける、消しゴムで直す、といった「書く」動作そのものの練習になります。
一方で、最近のタブレット教材は、画面に手をついて書ける専用ペンや、書いた文字の筆順や形を判定する機能(Z会のタブレットコースなど)があり、ただタッチするだけの学習ではなくなっています。
2. 理解のしやすさ:動きのある単元はタブレット
時計の読み方、図形の回転、くり下がりの計算など、動きで見ると分かりやすい単元はタブレットが得意です。紙の説明だけでは分からなかったことが、画面で動かすとすっと入る子もいます。
3. 続けやすさ:タブレットは「始める」までが楽
紙の教材を使っていた家庭では「どのページをやるか子どもが迷って、結局親が開いてあげる」という話をよく聞きました。タブレットは電源を入れれば今日やることが出てくるので、子どもが一人で始めやすいのが大きな違いです。
4. 親の手間:タブレットは丸つけ不要
紙の教材でいちばん大変なのは、親の丸つけと「なんで間違えたの?」の説明です。タブレットは自動で丸つけと解説をしてくれます。共働き家庭にとっては、ここが決め手になることが多いです。
5. 費用・片付け:紙は端末代なし、タブレットはたまらない
紙は端末代がかからない反面、毎月の冊子や付録がたまっていきます。タブレットは端末代がかかりますが、教材は画面の中なので片付けがいりません。
家庭の状況別:どっちを選ぶ?
| 家庭の状況 | おすすめ |
|---|---|
| 共働きで、夕方に親がいない | タブレット |
| 親が在宅で、横で一緒にできる | 紙(またはどちらでも) |
| 字が雑なのが気になる | 紙、またはタブレット+漢字だけノート |
| 画面を見る時間をこれ以上増やしたくない | 紙 |
| 勉強に苦手意識がある | タブレット(動きと音声で分かりやすい) |
| 考える力・記述力を伸ばしたい | 紙(Z会の紙のコースなど) |
両方のいいとこ取りをする方法
実は、どちらか一方に決めなくても大丈夫です。
- 家庭学習はタブレット、学校の宿題は紙:小学校の宿題(音読・漢字・計算プリント)は紙なので、自然と両方やることになります
- タブレット+漢字だけノート:週に1回、タブレットで習った漢字をノートに書く
- 紙とタブレットを切り替えられる教材を選ぶ:進研ゼミはタブレットと紙を途中で変更できます
スマイルゼミを使うAさんの家では、タブレットで学んだ漢字を週末にノートに5個だけ書く、というルールにしているそうです。「タブレットで覚えて、紙で仕上げる。これで字の汚さは気にならなくなった」と話していました。
まとめ
- タブレットと紙は、優劣ではなく「家庭の状況」で選ぶ
- 親が毎日見られないならタブレット、横にいられるなら紙
- 家庭学習はタブレット、宿題は紙、で両方のいいとこ取りができる
紙もタブレットも選べるZ会と、タブレットに特化したスマイルゼミの違いは、下の記事で詳しく比べています。