この記事でわかること
「Z会は難しいって聞くけど、うちの子についていけるかな」 「スマイルゼミのほうが楽しそうだけど、力はつくの?」
Z会とスマイルゼミは、同じ通信教育でも目指しているものが違う教材です。そのため、どちらが良いかは「わが家が何を優先するか」で決まります。
私は両方の資料を取り寄せて見比べ、Z会のタブレットコースを使っているCさん(小2の娘さん)と、スマイルゼミからZ会に変えたEさん(小4の娘さん)にも話を聞きました。
結論はこうです。
共働きで、まずは毎日の学習習慣と教科書の基礎を固めたいならスマイルゼミ。考える力を伸ばしたい、中学受験も視野に入れたいならZ会。迷っている方の多くは「親が毎日見てあげられない」家庭だと思うので、その場合はスマイルゼミをおすすめします。理由を4つのポイントで説明します。
結論:比べた4つのポイント
| 項目 | スマイルゼミ | Z会(小学生タブレットコース) |
|---|---|---|
| ねらい | 教科書の内容を定着させ、学習習慣をつける | 教科書より一段深く考え、「教科書+α」の学力をつける |
| 1日の学習時間 | 10〜20分 | 15分 |
| 端末 | 専用タブレット(10,978円・12か月以上継続) | Z会専用タブレットか、対応するiPad |
| 紙の教材 | なし | 紙のコースも選べる |
| 小1の会費(12か月一括・月あたり) | 3,630円 | 3,995円 |
| 保護者の見守り | スマホアプリで結果確認・メッセージ | 保護者向けサイト「my Z」で学習状況を確認 |
※各社公式サイト(2026年11月時点)
問題の難しさは? → Z会
Z会の公式では、低学年の知識を使って「考えれば解ける」ラインを意識した出題で、教科書より一段深い理解を目指すと説明されています。国語・算数に加えて、「みらいたんけん学習」という探究型の学習もセットです。
一方スマイルゼミは、標準クラスは教科書の内容を定着させることが中心。教科書を超える問題に挑戦したいなら発展クラスがあり、学年を超えて先取りできる「コアトレ」もあります。
Eさんの娘さんは、スマイルゼミの標準クラスを小3まで続けたあと「簡単すぎる」と言ってZ会に変えました。「Z会は最初の1か月、問題を前に固まることがあった。でも解けたときのうれしそうな顔は、スマイルゼミのときにはなかった」と話していました。
難しさ・考える力を求めるならZ会が上です。
一人で続けやすいのは? → スマイルゼミ
どちらもタブレットなら自動で丸つけをしてくれて、スケジュールも自動で配信されます。差が出るのは、子どもが自分から開きたくなるしくみです。
スマイルゼミは、電源を入れると今日やる講座がおすすめされ、勉強した分だけアプリで遊べる時間が増えるしくみがあります。保護者のスマホに結果が届き、スタンプでほめられます。
Cさんは「Z会は内容に納得して選んだけど、平日は『今日やった?』と私から声をかけないと始めないことが多い」と話していました。考えさせる問題が多いぶん、疲れている日は手が止まりやすいそうです。
親が毎日声をかけられない家庭ほど、スマイルゼミの続けやすさが効いてきます。
紙かタブレットか → 紙ならZ会、タブレットの作り込みはスマイルゼミ
Z会は、紙の教材のコースとタブレットコースから選べます。紙で書いて考えることを重視したいなら、Z会の紙のコースは有力な選択肢です。
タブレット同士で比べると、
- Z会:書いた文字の筆順や形をその場で判定。「ふでばこ」機能で、画面に図や式を書いて考えられる。手持ちのiPadでも受講できる
- スマイルゼミ:ペンを持つと手に反応しない専用タブレットで、手をついて紙のように書ける。学習専用に作られている
と、どちらも「書く」ことを大事にしています。iPadを持っていて、端末代をかけたくないならZ会、学習専用の端末で遊びすぎを防ぎたいならスマイルゼミです。
料金は? → 小1のタブレットならスマイルゼミがやや安い
| 小1・12か月一括(月あたり・税込) | 金額 |
|---|---|
| スマイルゼミ(標準クラス) | 3,630円 |
| Z会 小学生タブレットコース | 3,995円 |
| Z会 小学生コース(紙)スタンダード | 3,672円 |
| Z会 小学生コース(紙)ハイレベル | 4,998円〜 |
小2では、スマイルゼミ4,070円、Z会タブレットコース4,335円です。月300〜400円ほどスマイルゼミが安くなります。ただし、スマイルゼミは専用タブレット代(10,978円)がかかり、Z会は手持ちのiPadを使えば端末代がかかりません。
1年目の総額で見ると、手持ちのiPadがあればZ会、なければほぼ同じ、というのが正直なところです。
結局どっちがおすすめ?
次に当てはまるなら、最初からZ会を選んでください。
- 学習習慣はもうついていて、もっと考える問題に挑戦させたい
- 中学受験を視野に入れている
- 紙で書いて考えることを重視したい
- 手持ちのiPadを使いたい
話を聞いた2家庭を見ても、「習慣づくりはスマイルゼミ、その次の段階でZ会」というEさんの流れは、無理のない順番だと感じました。
決める前に
どちらも資料請求は無料です。Z会は「おためし」で問題の難しさを確かめられるので、子どもが楽しめるかどうかを見るのがいちばん確実です。
Z会の問題のレベルも気になる方は、Z会の資料も取り寄せて、子どもと一緒に見比べてみてください。
この記事で紹介した教材
タブレット1台で、ひとりで進められる
スマイルゼミ
- 専用タブレットで、手をついて書ける
- 1日10〜20分。終わったら親のスマホに通知
- 資料請求は無料。いまは請求者全員に特典あり
考える力を伸ばす、ちょっと難しめの教材
Z会の通信教育 小学生
- 紙とタブレット(iPad可)から選べる
- 思考力を問う問題が多い
- 中学受験も視野に入れやすい