入学前にひらがなが書けない…年長の冬から間に合う練習法
この記事でわかること
「周りの子はもう手紙を書いているのに、うちの子はまだ自分の名前もあやしい…」
入学が近づくと、ひらがなが書けないことが急に気になりますよね。焦って毎日ドリルをやらせて、親子でけんかになってしまった、という話もよく聞きます。
先にお伝えしたいのは、入学前にひらがなが全部書けなくても大丈夫ということです。小学校の国語は、ひらがなを一文字ずつ習うところから始まります。
ただし、「書く」の前にやっておくと入学後がぐっと楽になる準備はあります。この記事では、
- 入学までにできていると安心なこと(書けるより大事なこと)
- 書く前にやっておきたい準備
- 年長の冬から間に合う、無理しない練習のステップ
をお伝えします。
結論:入学前は「読める」と「鉛筆に慣れる」で十分
小学校ではひらがなを一から習う
一年生の国語は、入学してしばらくは、ひらがなを一文字ずつ、書き順やとめ・はねまで丁寧に習います。学校は「全員がまだ書けない」前提で授業を進めるので、入学時点で書けないこと自体は問題ではありません。
小1の娘さんがいるAさんも、入学前は名前を書くのがやっとだったそうです。「夏休み前にはひらがなを全部書けるようになっていた。焦らなくてよかった」と話していました。
一方で、読めないと少し大変です。入学直後から、連絡帳や時間割、プリントの指示など、ひらがなを読む場面がたくさんあります。だから入学前は「書く」より「読む」を優先するのがおすすめです。
書く前にやっておきたい3つの準備
1. 鉛筆の持ち方
いちばん大事なのがこれです。持ち方のクセは、あとから直すのが本当に大変です。
- 親指と人さし指でつまみ、中指で下から支える
- 鉛筆は、低学年向けの太めで三角のものだと持ちやすい
- 握り込んでしまうなら、持ち方を補助するグッズを使う
2. 線・丸・ぐるぐるを書く(運筆)
いきなり文字を書くより、迷路、点つなぎ、ぬりえで鉛筆を動かすほうが、子どもは楽しく続けられます。まっすぐ・ななめ・くるっとの動きができれば、ひらがなはその組み合わせです。
3. 自分の名前を読む・書く
持ち物の名前シールや名札で、毎日自分の名前を目にする機会を作りましょう。入学後、自分の持ち物を自分で見分けられるのは大きな安心です。
年長の冬から間に合う、練習のステップ
| 時期 | やること | 1日の目安 |
|---|---|---|
| 12月 | 運筆(迷路・点つなぎ・ぬりえ)。ひらがなを読む遊び(絵本・かるた) | 5〜10分 |
| 1月 | 名前のひらがなから書いてみる。「し」「つ」「く」など書きやすい字から | 5〜10分 |
| 2月 | 五十音を少しずつ。1日2〜3文字。なぞり書きでOK | 10分 |
| 3月 | 好きな言葉(家族の名前・好きな食べ物)を書く。短い手紙ごっこ | 10分 |
ポイントは、毎日少し、楽しく。1日に何十文字も書かせるより、毎日2〜3文字のほうが身につきます。
年子の兄弟がいるDさんは、下の子のひらがなを「お兄ちゃんへの手紙ごっこ」で練習したそうです。「書いて」と言うと嫌がるのに、「お兄ちゃんにお手紙書こうか」と言うと何枚も書いてきた、と笑っていました。
練習に使える道具
| 道具 | 良いところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 市販のなぞり書きドリル | 安い。書き順や形を紙で覚えられる | 丸つけ・声かけは親がする |
| かるた・絵本 | 遊びながら「読む」が伸びる | 書く練習にはならない |
| タブレット教材 | 書き順のアニメや音声があり、一人で進めやすい。正解するとほめてくれる | マス目にきれいに収める練習は紙も併用したい |
タブレット教材は、音声で「この字はここから書くよ」と教えてくれたり、書いた字にすぐ反応してくれたりするので、親が横で教えられない時間でも練習が進むのが良いところです。体験会でスマイルゼミの年長向けの講座を見たときも、書いた字をその場で判定してほめてくれる流れがよくできていると感じました。
ただ、字の形を整える練習は紙のほうが向いているので、両方を組み合わせるのがおすすめです。
やってはいけないこと
- 間違いを何度も消させる(書くのが嫌いになる)
- 周りの子と比べる
- 寝る前など、疲れている時間にやらせる
ひらがなは、入学後に毎日練習するので必ず書けるようになります。入学前にいちばん避けたいのは、「書くのが嫌い」になってしまうことです。
まとめ:焦らず、「読める」と「鉛筆に慣れる」から
- 入学前にひらがなが書けなくても大丈夫。学校で一から習う
- 優先順位は「読める」→「鉛筆の持ち方」→「名前」→「書ける」
- 年長の冬から、毎日5〜10分で十分間に合う
入学前の準備としてタブレット教材を考えているなら、一年生で何を学ぶのか、年長の冬から始めるとどうなるのかを下の記事でまとめています。