スマイルゼミで出席扱いになる?不登校の自宅学習と文科省の要件
この記事でわかること
「学校に行けない日が続いている。家でタブレット学習をしたら、出席扱いにしてもらえる?」
お子さんが学校に行きづらくなったとき、勉強の遅れと同じくらい心配なのが「出席日数」ですよね。最近は「タブレット教材で出席扱いに」という話を耳にすることも増えました。
先に大切なことをお伝えします。スマイルゼミを使えば自動的に出席扱いになる、というものではありません。出席扱いにするかどうかは、文部科学省の通知にある要件をもとに、在籍している学校の校長先生が判断します。
この記事では、公的な情報をもとに、その要件と学校への相談の流れをまとめます。
結論:出席扱いは「教材」ではなく「学校との連携」で決まる
文部科学省の通知では
文部科学省は、義務教育段階の不登校の児童生徒が、自宅でICT(パソコンやインターネットなど)や郵送などを使った学習を行った場合について、在籍校の校長が、要件を満たし、子どもが登校を希望したときにスムーズに学校へ戻れるような学習で、自立を助けるうえで有効・適切だと判断した場合に、指導要録上の出席扱いにできるとしています(令和元年10月の通知の別記「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」)。民間事業者が提供するICT教材を使った学習も、例として挙げられています。
通知で示されている要件は、次の7つです(要約)。
| 要件(要約) | ポイント |
|---|---|
| 1. 保護者と学校との間に、十分な連携・協力関係があること | 家庭だけで進めるのではなく、学校と話し合う |
| 2. ICTや郵送などを活用して提供される学習活動であること | タブレット教材や通信教育も含まれる |
| 3. 訪問などによる対面指導が、定期的・継続的に行われていること | 先生などが子どもの様子を直接確認する機会がある |
| 4. 子どもの理解の程度をふまえた、計画的な学習プログラムであること | その子のペースに合わせて計画的に学べる |
| 5. 校長が、対面指導や学習の状況を十分に把握していること | 定期的な報告や連絡会などで、学校が状況を把握する |
| 6. 基本的に、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合の学習であること | 教育支援センターなどに通えない場合を想定 |
| 7. 成績に反映する場合は、学習の計画や内容が学校の教育課程に照らして適切であること | 学校の授業内容に沿っているか |
同じページのQ&Aでは、出席扱いにしなかった例として「家庭の協力が得られず、対面での指導で子どもの状況が確認できなかった」「無料の学習プログラムの、学習のねらいや内容が明確でなかった」といったケースが紹介されています。また、民間の教材を使う場合は、学習履歴や学習時間、確認テストの結果などをもとに評価することも考えられる、とされています。
※2024年8月には、こうした自宅等での学習の成果を成績評価に反映できることを明確にする通知も出されています。
参考:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」
学校に相談するときの流れ
- 担任の先生に相談する:自宅で学習していること、出席扱いを考えてほしいことを伝える
- 学習の計画を共有する:どの教材で、どのくらいのペースで学ぶか
- 学習の記録を見せる:何をどれだけ学んだかが分かるもの
- 対面での指導の機会を相談する:家庭訪問や面談など、先生が子どもの様子を確認する方法を決める
- 学校の判断を待つ:学習の状況をふまえて、校長が判断
準備しておくと話しやすいもの
- 使っている(使う予定の)教材の名前と内容
- 1日・1週間の学習のペース
- 学習の記録(学習履歴・学習時間・テストの結果など。タブレット教材なら保護者向けの画面の記録)
スマイルゼミは、自宅学習に使いやすい?
出席扱いになるかどうかとは別に、スマイルゼミは学校に行けない時期の自宅学習に使いやすい特徴があります。
| 特徴 | 自宅学習でのメリット |
|---|---|
| 教科書に合わせた内容 | 学校の授業と同じ範囲を、自分のペースで学べる |
| 今日やる講座がおすすめされる | 何をやればいいか迷わない |
| 自動で丸つけ・解説 | 親が教えなくても進められる |
| 保護者のスマホに学習の記録が届く | 学校に学習の状況を伝えやすい |
| 基礎を練習できるコアトレ | 抜けてしまった基礎の復習に使える |
話を聞いた家庭の中には、学校に行きづらかった時期にスマイルゼミで学習を続け、その記録を担任の先生に見てもらっていた家庭もありました。「出席扱いになるかどうかより、『家でもちゃんと勉強している』と先生に分かってもらえたことで、親の気持ちが楽になった」と話していました。
親が気をつけたいこと
- まずは子どもの気持ちを優先:勉強の遅れより、心と体を休めることが先な時期もあります
- 学習量は少なくていい:1日1講座、15分からで十分です
- 一人で抱え込まない:学校のほか、教育支援センター(適応指導教室)や自治体の相談窓口も利用できます
まとめ
- タブレット教材での自宅学習は、要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできる
- 教材を使えば自動で出席扱い、ではない。学校との連携が大切
- まずは担任の先生に相談し、学習の計画と記録を共有する
スマイルゼミが実際にどんな教材なのかは、口コミの記事で詳しくまとめています。